・建設業界をもっとスムーズに動かしたい
・建設業界のDXは具体的にどのような感じなのか知りたい
・ブラニュー株式会社の求人に興味がある
これまで建設業界でのDXの最たるものはCADを導入した設計で、作業効率が大幅に向上しました。
紙を使用した設計図は作成に時間がかかるばかりではなく、さまざまな負担もありました。
例えば書き損じがあれば消しゴムで消して修正しすれば、消しゴムのカスを掃除する手間がかかるほか、それらの備品ひとつひとつに経費がかかります。
定規や分度器を使って確実に線を引くスキルも必要で、本格的に始動するまでの人材育成も大変でした。
https://www.teighji.net/constructiondx.html
目次
CADを使用するメリット
一方、CADを使用すれば既存のパソコンにソフトウェアをインストールするだけですぐに使用でき、直線を引く際には支店と終点を指定するだけで確実に描かれ、フリーハンドで書いて書き損じがあった場合でも、クリックひとつで消去して何度でもやり直しができます。
設計図は3Dでの表示も可能で立体感のある画像から完成形を具体的にイメージでき、プレゼンテーションをする際には便利です。
顧客の管理も紙ベースの書類からデータベースへと移行し、全ての情報はサーバーのストレージの中に集約されています。
書類を保存している倉庫に行って引き出しの中に収納してある膨大な数の中から該当するたったひとつの書類を見つける作業も、氏名や契約日などの文字列を入力して検索するだけで見つけ出せます。
電話からインターネットへと移行
顧客からの注文の受注、問い合わせ、クレーム対応なども電話からインターネットへと移行し、メールによるやり取りであれば24時間いつでも受け取れるほか、文字データとして残るため後からの確認や検証も容易です。
また、ここ数年で普及しているスマートフォンを利用したメッセージアプリを使用すれば、テキストでリアルタイムに対話が行えます。
コールセンターなど電話を使用する場合でも、その電話はどの顧客からかかってきたのか自動的に判断して過去の利用履歴などデータが表示され、素早く対応が行えるのも好評です。
オンライン会議システムを駆使してプレゼンテーションを行う
このようにDXという言葉が存在していない時代から、実は導入が進んでいた建設業界ですが、ここに来てもう一段先のDXの波が訪れようとしています。
多くの人々が対面での接触を極力回避したいと考えている時代、ネックとなるのがこれまで主に対面で行われてきた営業活動や商談でしたが、テクノロジーの発達により実際に対面しなくても十分可能な時代となりました。
オンライン会議システムを駆使してプレゼンテーションを行えば対面に匹敵するほどのコミュニケーションが図られ、商品やサービスの特徴を伝えることができます。
大人数の前では話にくい内容の場合でも、個別のチャットルームを作成して1対1位で話せば内密な商談も可能です。
ファイル転送に対応しているアプリケーションなら、そこでカタログや写真が見たいなどの要望があればすぐに転送して閲覧してもらえます。
初めは対面による活動の代替手段として考えられていましたが、こちらの方が話が分かりやすいなど大きな訴求力を持っていることが判明し、将来非接触が求められない時代が来たとしてもオンライン会芸システムの運用を継続したいという意向を持つ企業も増えている最中です。
流通システムの改善
つづいて注目されているのが流通システムの改善で、DXの導入でコストやリソースの消費を大幅に削減できます。
建設業界では多くの資材が必要で納期までに全てを調達しなければなりませんが、かつては電話やFAXで在庫を問い合わせるなど原始的な方法しかありませんでした。
一方、DXでは専用サイトにアクセスするだけで簡単に在庫の有無が分かるので早期に納期を確定できるほか、その場で発注することも可能です。
万が一顧客から色やサイズなどを変更したいという申し出があったとしても、オンラインで常時繋がっているシステムならばすぐに対応が可能です。
建設業界では工事が完了してオーナーに引き渡された後のアフターサービスも大切で、更なる収益をもたらします。
万が一施工不良が発覚した時には、データベースからどの資材に不渡りがあったのかを素早く検出して対応可能です。
郵便ポストに届く紙ベースのダイレクトメールは古い
また、施工日から経過した日数が分かれば、使用した資材のおおよそ寿命も分かるので、そろそろ工事をしてみてはどうかと修繕やリフォームの提案をして次なる収益も期待できます。
その時も郵便ポストに届く紙ベースのダイレクトメールではなく、インターネットのメールを利用すればそれぞれが所有している端末まで届けられるので確実に閲覧してもらえるのもメリットです。
さらに紙資源やCO2の削減、SDGsを意識している企業だと印象付けることに成功すれば好感度も上がり、また次もその企業に発注したいという気持ちにさせます。
まとめ
このように、ずっと以前からDXの導入が進んでいた建築業界でしたが、ここ数年であらゆる分野での採用が進みさらなる効率化に成功しました。
今やあれば便利という時代から必須な時代へと移行し、建設業界の新たな幕開けが始まっています。
さまざまな恩恵がもたらされることで顧客満足度も向上し、収益にも繋がることから導入事例が続々と増えています。
最終更新日 2025年7月29日 by teighj