「雛人形の歴史と目的が知りたい」
「家が狭いので雛人形を飾る場所がない」
「そもそも雛人形って絶対にいるの?」
雛人形を飾る事は古くからの風習だと言えます。
現在、女の子を育てているママには実家では自分のための人形が飾られてあったという記憶を持っている人も多いはずです。
両親や祖父母の時代には桃の節句にこれを飾る事が一般的であり、飾らないという選択肢はないという家庭が多かったほどだと言えます。
ですが、現代においては雛人形との付き合い方が変わってきており、全ての家で飾られるわけではなくなっている事を知っておくと良いです。
買うべきかどうか迷っている、購入したいけれど場所がないなどの悩みを抱えているのであれば、現代に合った取り入れ方をチェックしてみてください。
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子供の健康と幸せを願うために飾る雛人形
そもそも、これは子供の健康と幸せを願うために飾るものです。
昔から女の子が生まれた家庭では女の子が健やかに成長する事、大きくなって幸せな結婚をする事を願って人形を飾っていました。
今では必ずしも幸せイコール結婚と結びつけられる世の中ではありませんが、健康と幸せを願うという根本的な考えは変わっておらず、これらを願って雛人形が飾られています。
7段飾りなど昔は段数が多くて煌びやかなものほど良いという風潮がありましたが、現代ではこういった考えを持つ必要がありません。
子供の成長と幸せを願うために用意するものですから、気持ちがこもっていれば見栄えや値段は関係がないと言えます。
つまり、今の時代に人形を購入するのであれば、昔ほど見た目や値段にこだわる事なく、本来の飾る意味を大事にして購入すると良いでしょう。
住宅事情に合わせたコンパクトな雛人形を選ぶ
マンションに住む家庭や床の間を持たない家庭が増えている事もあり、以前ほど人形を飾るスペースが十分に確保できないのが現実だと言えます。
時代に合った取り入れ方をしたいのであれば、昔のように見栄えを気にして大きなものを買う必要はなく、シンプルなものやコンパクトなものの購入を検討してみると良いでしょう。
段数が少なくて場所を取らないもの、お雛様とお内裏様の2体だけ並んでいるもの、小さくて手のひらの上にのせられるものなどもあります。
自宅で置く事ができるスペースはどこか考え、その場所におさまる大きさのものを探してみると良いでしょう。
古くはみんなが集まる部屋や床の間に飾るケースが多かったですが、これも必ず守る必要はありません。
床の間がない場合やリビングが狭い場合は玄関先や子供部屋に飾る事もでき、置く場所も自由に決めて問題ないです。
雛人形の値段について
値段に関しても気にする必要はありません。
大きなものや高級なものであれば30万円を超えるケースもありますが、お金をかければ良いというわけではないです。
先述したように大切なのは子供の健康や幸せを願う両親の気持ちなので、金額で良し悪しが決まってしまうわけではないと覚えておきましょう。
近頃は数万円以内のコンパクトな人形を選ぶ家庭が増えていますし、1万円以内で購入できる飾りを選択する家庭も増えています。
両親などから安いと恥ずかしいと言われた経験がある人もいるかもしれませんが、決してそのような事はないため、自分たちに合った予算で購入する事がおすすめです。
雛人形は誰が買う?
雛人形は母方の両親が用意するという風習がありますが、これを律儀に守る必要もありません。
あくまでも古い時代の風習であり、現代においては守らない事で非常識だと言われる筋合いもないです。
子供のパパとママが選んで購入しても全く問題ないため、自分たちで決めたい、自分たちで用意したいという場合は両親に購入してもらわなくても良いと言えます。
ただし、両親世代は購入する事を常識だと思っていたり、楽しみにしていたりするケースも多いです。
一切相談なしに勝手に購入すると不要なトラブルを経験する事になるので、自分たちで購入する場合は意思を伝えた上で買うようにしてください。
雛人形を買わない選択肢
ここまでは購入する場合について触れましたが、女の子がいる家庭であっても雛人形を買わない事も1つの選択だと言えます。
親が子供を想う気持ちと値段は関係がない事と同じで、人形がないからといって子供の健康や幸せを祈っていないという事にはなりません。
子供と一緒に人形を手づくりして飾る事もできますし、人形の設置はなしにして桃の節句メニューや特別な食事を楽しんだりする事も可能です。
家庭ごとに異なる雛祭りを行う事ができるので、必ずしも用意しなければならないわけではないと頭に入れておきましょう。
まとめ
雛人形との付き合い方は大きく変化しています。
古い時代は女の子のいる家庭では必須だとされていましたが、現代では必ずしもそうだとは言えない状態になっている事を理解しておきましょう。
行事についての理解を深めたり季節を感じたりするために取り入れる事は悪くありませんが、無理をしてまで用意するものではありません。
家庭ごとに違った付き合い方を選ぶ事ができるため、購入や設置について悩んでいるのであれば、どういった取り入れ方をする事がベストか改めて考えてみる事をおすすめします。
最終更新日 2025年7月29日 by teighj