現在世界中で最も脅威となっているのは、新型コロナウイルスです。
中国の武漢で発生したウイルスは、日本や韓国などに広がりイタリアを中心にヨーロッパ全土、アメリカにも広がり世界中で多くの感染者が現れています。
目次
イタリアやスペインなどでは医療崩壊も・・・
感染者が増えるとともに死亡する人も増加の一途を辿り、イタリアやスペインなどでは医療崩壊も起きてしまいました。
イギリスやドイツ、フランスなどその他のヨーロッパ諸国でも感染者は増え終息の気配はまったく見えず、アメリカでも猛威を振るっている状況です。
このような状況なので、新型コロナウイルスの悪影響はさまざまなところに出ています。
世界各国はウイルスの侵入を防ぐため海外渡航を禁止したり、大規模イベントも中止に追い込まれました。
日本国内でもプロ野球やサッカーの開幕は延期され、大相撲は無観客で行われました。
2020年で最大のイベントとも言える東京オリンピック・パラリンピックも1年程度の延期が決定し、スポーツだけではなくコンサートや演劇など芸能関係のイベントも中止や延期が相次いでいます。
日本国内でも感染者の爆発が懸念されており、非常事態宣言が検討されるほどの状況です。
日本ユニセフも脅威に感じている新型コロナ
たった一つのウイルスによって、現在の世界は大混乱に陥っていると言えるでしょう。
現在の状況でもかなり最悪の事態と言えますが、さらに深刻化しそうな状況になりつつあります。
これまで感染の中心となっていたのは、欧米諸国やアジアなど先進国や新興国が中心でした。
イタリアやスペインなど一部の国では医療崩壊が起きてはいますが、日本のように医療設備が整っている国はまだ持ちこたえています。
感染者のピークをコントロールして医療崩壊を防ぎ、必要な人に必要な治療ができる体制を維持できています。
そのため日本は猛威を振るっているヨーロッパ諸国に比べると死者の数は抑えられており、世界的に見れば被害は大きくありません。
アフリカのジンバブエでは著名なジャーナリストが新型コロナウイルスにより死亡
しかし医療設備の整っていない途上国で新型コロナウイルスが大流行すると、あっという間に死者の数は増えるでしょう。
アフリカのジンバブエでは、著名なジャーナリストが新型コロナウイルスにより死亡しました。
これによりジンバブエでは国境を封鎖し南アフリカでは厳しい外出制限が始まるなど、各国が神経を尖らせています。
比較的裕福な国なら、医療設備も整っているのでまだ耐えられるかもしれません。
しかしアフリカ大陸、特にサハラ砂漠から南の地域は世界でも最も貧しい国々が集まっており、平時から色湯体制は十分ではありません。
医療体制が十分でないばかりか政府が機能していない国もありますから、もしアフリカ大陸でもヨーロッパやアメリカのように大流行してしまえば、死者は比べものにならないほど増えてしまうでしょう。
流行すれば数十万人が死亡するとした報告も
医療体制が整っていないだけではなく衛生面でも十分ではないので、流行すれば数十万人が死亡するとした報告もあるほどです。
エボラ出血熱やエイズなどこれまでアフリカ大陸で致死率の高い病気が流行しても、欧米や日本などの先進国が十分亜支援を行い、大流行を未然に食い止めたり死者の抑制に貢献してきました。
ですが今回はこれまで支援してきた欧米諸国や日本も以前ほどの余裕はなく、医療機器が不足し自国民の治療にさえ支障を来たし、高齢者より若者を優先するトリアージが行われているほどです。
これまでのように十分な支援は期待できない可能性もあり、新型コロナウイルスによる死者の数はさらに増えていくと考えられています。
ですが先進国による支援が期待できないからといって、途上国の人々を見殺しにすることはできません。
国による支援が期待できないときこそ、民間の団体が力を発揮し医療支援を行うべきでしょう。
民間団体が活動していくためには何よりも資金が必要
これまでアフリカの途上国で活動してきた民間団体は、教育や食糧支援とともに医療支援を継続して行ってきました。
実績のある民間団体は支援のノウハウもあり、効果的な医療体制を構築し死者を減らすことができるでしょう。
機能不全に陥ってる現地政府を頼るよりも、効果的な支援ができるのは間違いありません。
ですが民間団体が活動していくためには、何よりも資金が必要です。
世界中の人々から集めた募金を使って必要な基材を揃えて現地に送るので、資金が不足すると満足な支援ができなくなります。
日本から遠く離れた土地で新型コロナウイルスが猛威を振るっても、自分にはまったく関係ないと思うかもしれません。
しかし現在の世界はグローバル化されており、遠く離れた場所で流行したウイルスでも危機的状況をもたらすことがあります。
まとめ
現に今回も中国で発生したウイルスがわずか数ヶ月で猛威を振るっているわけですから、日本も無関係ではありません。
なにより貧しくて十分な医療を受けられない人を助けるのは先進国の勤めでもあるので、経済的に余裕があるなら積極的に募金をしましょう。
一日でも早く世界が平穏になるためにも、必要な支援を届けなければいけません。
最終更新日 2025年7月29日 by teighj